■紛争地の医療援助:国境なき医師団(MSF)

ガザのジュード君(4 歳)は 2024 年 7 月、家族と避難していた学校がイスラエル軍の攻撃 を受け、母親を亡くした。ジュード君自身は重度のやけどを負い、今も国境なき医師団 (MSF)の診療所で治療を続けている。この診療所で治療を受ける患者の 85%が子どもだ。(写真は2026 年 3 月 23 日撮影Ⓒ Nour Alsaqqa/MSF)

写真は MSF の理学療法士で、ジュード君のケアにあたっている。MSF は激しいやけど を負った人びとの治療に、3D プリンタで作ったフェイスマスクを活用。⾧期にわたる変 形などを防ぐため効果的で、ジュード君にも使われている。しかし、ガザへの物資搬入が イスラエルに厳しく制限されており、マスク製造に不可欠な材料も不足している。
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国境なき医師団(MSF)はガザ地区全域で、複数の病院や診療所を支援・運営し、命の危機にさらされている人びとに医療援助 を届けています。現在約 1400 人のスタッフがガザで活動し、外科手術や出産介助、予防 接種、栄養失調の治療、心のケアなどを実施。避難生活を送る人びとに清潔な水を届ける 支援も続けています。2023 年 11 月以来、日本からも医師や看護師、ロジスティシャンな ど 14 人のスタッフがガザで活動しました。
停戦合意の後も民間人の被害が続き、医療ニーズは依然として非常に高い状態が続いてい ます。しかし現在、イスラエル当局は医療に不可欠な物資の搬入を厳しく制限し、さらに 国際スタッフの入域を全面的に阻止しています。MSF は、民間人の保護を求めるととも に、医療・人道物資の継続的な搬入を直ちに認めるよう訴えています。
             

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