エルサレムの分断

エルサレムは、イスラエルとパレスチナの分断が深刻化を反映しているのは勿論ですが、パレスチナ人の間の分断も深刻です。「エルサレムに住むパレスチナ人」と言っても、壁の内側と外側で大きく異なります。イスラエルは地政学的な戦略に基づき、エルサレムの構造的分断を進めています。旧市街やシェイクジャラ、シルワーンといった重要地区を収奪・連結し、自国の土地と一体化することを意図する一方で、パレスチナ住民を中心部から排除し、シュアファート難民キャンプやコフル・アカブなど分離壁の外側(西岸地区側)の狭い地域へ隔離し、過密な住環境に追い込んでいます。さらに、東エルサレムはヨルダン川西岸地区の主要都市との地理的な繋がりを遮断され、拡大する入植地によっても孤立させられています。本展示では、エルサレムで暮らす人々の置かれた現状を解き明かし、変容する日常に迫ります。

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